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昔はよかったか?

2022/05/22   -雑感

「昔はよかった」は、久しい以前からの、ひょっとすると太古の昔からの、老人の変わらぬ繰り言の一つなのかもしれない。このブログでも、「たわ言」の題で、それに関連する内容を述べたこともある。 以下、私のごく ...

宇能鴻一郎 ある短編

2022/05/12   -研究

宇能鴻一郎(うの・こういちろう)といえば、官能小説作家として知られているが、もともとは純文学作家であり、芥川賞も受賞している。 東大の国文科の卒業生で、大学院にも進学しているから、研究者への道もどこか ...

下手な噺家

2022/05/09   -雑感

子どもの頃、ラジオで落語を聴き始めてから、六十年はとうに越えている。そうした中で、噺家の好みも自然と生まれてくる。下手(へた)な噺家とは書いたが、つまるところは好悪の問題に過ぎない。世評は高くとも、よ ...

後ろ指をさされる人生

2022/05/07   -研究

古代の文学を研究していると、政争の背後で、敵対者によって無実の罪を着せられ、悲劇の死を遂げた人物が少なくないことに気づく。 無実の罪を相手に着せる場合、しばしば密告者が登場する。私は、その密告者にいた ...

演奏の奇跡

2022/05/01   -雑感

ラドゥ・ルプーが76歳で亡くなった。私は、実際の演奏は、2013年の東京オペラ・シティーでのリサイタルしか聴いていない。その時のプログラムに、フランスの音楽学者ジャン・パオロ・ミナルディが「言葉にでき ...

目薬を点す

2022/04/27   -雑感

目薬は誰もが点(さ)すものだろうが、昔からうまくできたためしがない。ふつうに身を起こした姿勢では、薬液は目の中に入らず、周りにみなこぼれてしまう。仕方なく、寝た姿勢になって点すのだが、それでも右目だけ ...

吉野家常務の不適切発言

2022/04/24   -雑感

品(しな)下がれる話になって恐縮である。 先日、吉野家の常務が、早稲田大学の社会人向け講座で、不適切な発言をして、世間から袋叩きに遭った。何でも「生娘(きむすめ)シャブ漬け」が、吉野家のマーケット戦略 ...

甘納豆入りの赤飯

2022/04/18   -雑感

小学生の頃まで、家ではよく赤飯を蒸(ふ)かした。いまは、電気釜があるから、ふつうの白米と同じく、赤飯も炊(た)くものかもしれないが、赤飯のようなおこわは、以前は蒸籠(せいろ)で蒸かして拵(こしら)える ...

人文学の危機をめぐって・再論②

2022/04/11   -研究

①の続きになる。 ここからさらに暗い話になる。①の最後で述べた事情ともかかわるところがあるのだが、国文学の世界そのものに、近年、閉塞感が顕著になりつつあるように思われる。 その一方、これはきちんとした ...

人文学の危機をめぐって・再論①

2022/04/11   -研究

三年ほど前(2019年4月27日)、東京大学の国語国文学会の、「稽古照今(けいこしょうこん、古(いにしへ)を稽(かむが)へて、今を照らす。『古事記』序文に見える言葉)」を総テーマとするシンポジウムで、 ...

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