雑感

インドネシア

投稿日:2025年10月13日 更新日:

無知をさらけ出すようで恥ずかしいが、インドネシアという国について、まったく何も知らなかったことに、いまさらながら驚いている。

例によって、学習用英字新聞“the japantimes alpha”掲載のEssayを読んでいたら、気づかずにいたことばかりで、いかにこの地域のことに関心が薄かったのかを、あらためて思い知らされた。
シンガポール在住の女性の執筆した“Using a delivery app to help protest”と題するEssayなのだが、思いも寄らぬことが記してあった。インドネシアでは、過度な報酬を恣(ほしいまま)に享受している国会議員に対する抗議活動が起こっており、その中心には、あまりの低賃金ゆえに困窮する、デリバリーやタクシーのドライバーがいるのだという。そのドライバーの一人が乗ったバイクに警察車両が意図的に突っ込み、ドライバーは無惨にひき殺されたため、抗議活動はさらに拡大つつあるという。Essayの執筆者は、隣国からではあるが、その抗議活動に連帯するため、商品を受け取ることはせず、代金のみを支払ってデリバリーの注文を続けているのだという。インドネシアで、こんなことが起こっていることについては、まったく知らずにいた。ドライバーの死は8月末の出来事であり、テレビや新聞での報道はあったのかもしれないが、私の記憶にはまったく残っていない。

それ以上に驚いたのは、このEssayに、インドネシアの人口が、世界で四番目に多いと記されていたことで、それもまた思いも寄らぬことだった。調べてみると、確かにその通りである。中国、インド、アメリカについで多い。インドネシアは島国だから、その国土の面積も、日本よりは大きいにしても、さして違わないだろう、まあ倍くらいかと思っていたのだが、それも大違い。日本の五倍以上もある。
その人口も、四半世紀ほど前には二億人以下であったものが、2022年には二億七千万人にまで増加している。日本が一億二千万人程度で、むしろ減少傾向にあるのとは大違いである。こうしたことをまったく知らずにいたのは、情けないかぎりである。

インドネシアの抗議活動は、その後全国的な暴動にまで拡大したようだが、その後どうなったのかは、YAHOOの記事などを検索してみたが、わからない。

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