雑感

腱鞘炎の再発

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昨年の夏前頃から、右手中指がいわゆるバネ指になり、腱鞘炎ということで、近所の整形外科でステロイド注射を打ってもらったら、すっかり症状が消えたことは、このブログのどこかに書いた。それからほぼ半年が無事に過ぎたのだが、正月頃から、またバネ指症状が現れ始め、さらには左手の人差し指にも、それが現れるようになった。
右手はひどくなる一方なので、また同じ整形外科に行こうかと思ったのだが、ステロイドの注射は二回が限度らしく、それ以上打つと、腱などが損傷するという。あとは手術しかないが、その整形外科はそうした手術には対応していない。そこでいろいろ調べたら、整形外科の領域に、手外科(てげか)というのがあることを知った。そこでやや遠いのだが、手外科を標榜する医院に行ってみた。

診察を受けたところでは、やはり腱鞘炎の診断だったが、その主たる原因は女性ホルモンの減少だという。男の場合もそれが原因であり、パソコンの過度な操作は、従たる原因に過ぎないという。すぐに注射か手術になるのかと思っていたのだが、治療はまずはリハビリからだという。大半の患者はそれで完治するという。手術はどうやら最後の選択肢らしい。当面二~三か月の間は、週一、二度のリハビリ、さらには家で毎日指の運動とマッサージをするよう申し渡された。

それから一週間ほど経ったが、まだ目に見える効果は現れていない。パソコンのキーボードのキーを押す操作は指の負担が大きいので、いまは消しゴムつきの鉛筆を逆さに持って、それでキーを押している。ピアニストのランランは、右手の腱鞘炎で一年半近く舞台を休んだようだから、やはり回復には時間がかかるのだろう。手術は腱鞘を切り離すから、後遺症も少なくないと聞く。そうなればピアニストにとっては致命的だから、ランランもおそらくは手術を選ばなかったのだろう(事実はわからない)。

さて、私の場合はどうなるか。目下のところ、箸を使うのに不便を感じることもあるので、スプーンやフォークを用いたりしている。もっと困るのは、パソコンのマウス操作なのだが、キーを押すのとは違って、これには代替方法がない。前の時には左手用のマウスを用いたのだが、いまは左手もおかしいから、それもできない。何かよい思案があればぜひ御教示を。

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