芭蕉の句碑
					2025/10/27					 
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前にもこのブログで、信濃追分の浅間神社の境内に建つ芭蕉の句碑について触れたことがある。これも芭蕉の句碑の話である。 先週、軽井沢の隣町である御代田町の真楽寺を訪れた。信濃追分の山荘には、四半世紀近くも ...
影の話
					2025/10/25					 
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いま千葉の文化創造講座というところで、『万葉集』のお話をしている。先々週の講義では「挽歌」を取り上げたのだが、その中で、「天智挽歌群」の中の、倭大后(やまとのおおきさき)の一首を取り上げた。以下のよう ...
YAHOOの「AIアシスタント」
					2025/08/31					 
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昨今の生成AIの進化は驚くほどだが、自分に関係することが出て来るとは思いもしなかった。 Wikipediaには、誰が情報を入力してくれたのかはわからないが、私の項目がある。ずいぶん以前、そこにちょっと ...
『蜻蛉日記』 些末な問題
					2025/07/12					 
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『蜻蛉日記』の伝本にはよいものがなく、宮内庁書陵部蔵桂宮本が最善本とされるが、そこにも誤記、誤脱があり、そのままでは意味の取りにくいところが少なくない。したがって、他の伝本などを参考にしながら、本文整 ...
「陰翳礼賛」 小さな疑問
					2025/04/06					 
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中村ともえさんから、新著の『「陰翳礼賛」と日本的なるもの』(教育評論社)を頂戴した。谷崎潤一郎の「陰翳礼賛」を手掛かりに、1930年代という時代のありようを、文化史的な視点から捉え返す、きわめて意欲的 ...
芭蕉の句 「は」か「も」か
					2025/02/07					 
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先日、大学院の教え子だったNさんと話していて、話題がなぜか芭蕉に転じた。そこで、私が、芭蕉にはこんな雄渾、雄勁な句があるよといって、以下の句を示した。 吹きとばす石も浅間の野分哉 以前のブログ「丹山大 ...
かねやすまでは江戸のうち
					2024/12/02					 
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先日(11月30日)、山本東次郎師の講演「蝶と狂言」を聴くために、久しぶりに東大に出掛けた。菱川法之博士の蝶のコレクションが、東大の総合研究博物館に寄贈されており、その公開にあわせて、蝶の愛好家である ...
国語教育の行方
					2024/10/07					 
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いま、日本文学協会(日文協)という学会の委員長を勤めている。三年勤めるのが習わしなのだが、健康問題もあり、二年勤めたところで、退任しようと思っている。本年(2024年)11月末で年度替わりになるから、 ...
『古事記私解Ⅰ』・訂正(続)
					2024/10/03					 
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しばらく前のブログ「われ讃(ぼ)め」で、オンラインによる画像配信の講座を担当したことについて記した。JPカルチャー・オンライン講座である。 この時は『万葉集』を取り上げたのだが、今度は新たに『古事記』 ...
研究者は犯罪予備軍なのか
					2024/08/25					 
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何とも物騒な標題だが、その意味は、最後までお読みいただければ、お分かりいただけると思う。 いま日本文学協会(日文協)という学会の委員長を勤めている。先日、ある地方の私立大学の法人組織の監査室から、委員 ...