「研究」 一覧

『万葉集全解』の訂正(二)

2024/02/14   -研究

『万葉集全解 4』の訂正 ◇530頁 巻10・2168 原文 「置白霧」→「置白露」 ◇537頁 巻10・2258 原文 「置霧之」→「置露之」 ◇537頁 巻10・2259 原文 「上尓白霧」→「上 ...

『万葉集全解』の訂正(一)

2024/02/14   -研究

はじめに 『万葉集全解』(筑摩書房)全七冊を刊行してから、すでに十数年になる。当初は、文庫本での刊行を予定していたのだが、原稿が膨らみすぎたこともあり、結局は大きな判型での出版になった。 訓み下しの本 ...

台湾坊主

2024/02/07   -研究

一昨日(2月5日)の夜、久しぶりの大雪になった。翌朝、病院に行くために、車を動かしたのだが、車の上に降り積もった雪を取り除くのに、大汗をかいた。 大雪をもたらしたのは、南岸低気圧である。日本列島の南岸 ...

弘法大師・空海

2024/01/12   -研究

ずいぶん前に、「四国遍路」と題する一文を載せた。そこに、空海は、四国遍路でもそうだが、なぜ、お大師さんとして、人々に親しまれるようになっていくのか、そこがまったくわからない、と書いた。空海の真言密教の ...

いざ子ども

2024/01/03   -研究

大宝二(702)年、山上憶良は、遣唐使の一員となって、唐に向かった。遣唐少録という、遣唐使の中では、最下級の役目ではあるが、歴とした使節の一員である。その長である遣唐執節使には、粟田真人(あわたのまひ ...

侍ジャパン?

2023/11/17   -研究

以前から気になっていたことを記す。WBC(World Baseball Classic)の日本チームを、なぜ「侍ジャパン」と呼ぶのかである。 私などの世代では、「侍ジャパン」と聞くと、すぐに群司次郎正 ...

「たまゆら」と髪長比売と④

2023/11/15   -研究

ずいぶんと寄り道をしたが、最後に、髪長比売の名について触れておきたい。 まず、『古事記』「応神記」で、応神天皇が髪長比売を召し出す場面を見ておこう。 天皇(すめらみこと)(応神)、日向国(ひむかのくに ...

「たまゆら」と髪長比売と③

2023/11/15   -研究

さて、ここで少し、日向に密着した神話の世界に転じてみたい。といっても、そのごく一端に触れるに過ぎない。 ここで取り上げたいのは、髪長比売(かみながひめ)の物語である。 『古事記』「応神記」に、次のよう ...

「たまゆら」と髪長比売と②

2023/11/15   -研究

ここでまた、川端康成の「たまゆら」に戻る。「たまゆら」の題は、緒(お)に通した勾玉がが触れあう微かな音に由来している。実は、川端は、この連続テレビ小説「たまゆら」の前に、同名の小説を書いている。ごく短 ...

「たまゆら」と髪長比売と①

2023/11/15   -研究

11月3日に、宮崎市の「神話のふるさと県民大学」で、「「たまゆら」と髪長比売と」と題して講演をするはずだった。このブログにも記したように、重度の肺炎で入院生活を送っていたため、現地に出向くことができな ...

Copyright© 多田一臣のブログ , 2024 AllRights Reserved.