雑感

「新聞の行方」・続

投稿日:2026年9月10日 更新日:

四年ほど前、このブログに「新聞の行方」という一文を書いた。昨今、ニュースを伝達するという新聞の意味が薄れ、それに伴って紙面の質の低下も顕著になって来たこと、さらに若い世代では新聞を読まない者が増えて来たことなどを記した。

この傾向は、現在ではもっと顕著になりつつある。我が家ではまだ夕刊も含めて配達してもらっているが、夕刊がいつまで存続するのか、いまやかなり危ういところに来ているように思う。
新聞代の支払いは、毎月集金に来てもらっているが、もし口座振替を原則とするようになったら、それを契機にたぶん新聞を取るのを止めにするだろうと思う。

若い世代は、四年前よりさらに新聞を読まなくなっているのだろう。それを確信したのは、近頃の挟み込みのチラシである。この二日ほどのチラシについて記すと、近所のスーパーのチラシもあるが、「買い取り大吉」「おたから屋」などといった買い取り専門店のチラシ、ベネッセなどが経営する介護つき老人ホームのチラシといった具合で、中には代々幡斎場のような葬儀場の広告も混じっていたりする。斎場での家族葬はこれこれの費用でなどと書いてある。チラシの対象が、明らかに老人層、おそらく私のような団塊の世代を中心とする老人層であることがわかる。いまや年寄りしか新聞を読まなくなっていることが、ここからも確かめられる。

昨今は、テレビもそうらしい。若い世代は、テレビもさほど見ないと聞く。スマホ、パソコンなどで、YouTube、PrimeVideoなどの番組を自由に見られるからで、既製のテレビ局のお仕着せの番組など、つまらないから見ないのだろう。そのテレビだが、とくに昼間の時間帯のCMは、先の折り込みチラシと提供元はほとんど同じである。あとは腰痛や目の衰えなどの薬の宣伝。おそらく、テレビの視聴者も年寄りばかりなのだろう。テレビも、新聞同様、いずれ衰退の道をたどることになるに違いない。余計なことを申せば、私も最近はあまりテレビを見ない。学芸会同然のテレビドラマなどはまず見ない。見るとすればニュースくらいだろうか。それ以外は、やはりYouTube、PrimeVideoなどの番組を見ている。ここだけは若い世代と一致する。

我が家の最寄り駅は、小田急線の豪徳寺駅なのだが、上に記した買い取り専門店が、最近相次いで開店した。これはどういうわけだろう。やはり、高齢化社会になって、終活とやらをする人間が増えたことを示しているのだろうか。ならばこれは、日本の活力が喪われていくことの現れとも思えて来る。

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