後ろ指をさされる人生・続①
2022/06/27
-研究
以前のブログで、長屋王事件の密告者について記した。「後ろ指をさされる人生」とは、密告者のその後の人生の喩(たと)えなのだが、すべての密告者がそのような人生を送ったのかどうかはわからない。何より、残され ...
今こそ わかれめ
2022/06/20
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小学唱歌「あおげば尊し」の「一」の歌詞の最終行、「今こそ わかれめ、いざさらば」の「今こそ わかれめ」を問題にしてみたい。『日本唱歌集』(岩波文庫)によれば、明治17年3月の『小学唱歌集(三)』に載せ ...
NDC(日本十進分類法)の愚劣さ
2022/06/17
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前のブログで、図書館、とりわけ大学図書館の完全閉架の自動式書庫の問題点について書いた。今回は、その関連で、図書館の図書の配列の方法、その根拠とされることの多いNDC(日本十進分類法)が、いかに愚劣(不 ...
デジタル化と索引、図書館
2022/06/16
-研究
デジタル化時代だという。今年、小学校に入学したばかりの孫娘が、学校からタブレットを貸与されたと聞いて、驚いた(実際には、給付に等しい)。教科書も、いずれ紙媒体から、デジタル化した画像へと少しずつ移行し ...
宇能鴻一郎 ある短編
2022/05/12
-研究
宇能鴻一郎(うの・こういちろう)といえば、官能小説作家として知られているが、もともとは純文学作家であり、芥川賞も受賞している。 東大の国文科の卒業生で、大学院にも進学しているから、研究者への道もどこか ...
後ろ指をさされる人生
2022/05/07
-研究
古代の文学を研究していると、政争の背後で、敵対者によって無実の罪を着せられ、悲劇の死を遂げた人物が少なくないことに気づく。 無実の罪を相手に着せる場合、しばしば密告者が登場する。私は、その密告者にいた ...
人文学の危機をめぐって・再論②
2022/04/11
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①の続きになる。 ここからさらに暗い話になる。①の最後で述べた事情ともかかわるところがあるのだが、国文学の世界そのものに、近年、閉塞感が顕著になりつつあるように思われる。 その一方、これはきちんとした ...
人文学の危機をめぐって・再論①
2022/04/11
-研究
三年ほど前(2019年4月27日)、東京大学の国語国文学会の、「稽古照今(けいこしょうこん、古(いにしへ)を稽(かむが)へて、今を照らす。『古事記』序文に見える言葉)」を総テーマとするシンポジウムで、 ...