雑感

不眠症・続

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不眠症の状態が、また悪化した。先週半ばのことだが、寝ようとしてパソコンを開けたら、とんでもない記事が目に付いた。それで、その内容が頭から離れず、睡眠導入剤を服用しても寝られない。そこでまた起き上がり、その記事への反駁を書き始めた。頭がすっかり冴えたままで、その夜は一時間寝たかどうか。翌日は、すっかりヘロヘロになった。おまけに微熱と悪寒の症状も現れた。どうやら自律神経の失調らしい。
それで、翌日、睡眠外来のクリニックに無理を言って予約を取り、自律神経の失調に効く薬を、四日分処方してもらった。三日ほど飲んだら、症状が落ち着いた。症状が消えたら、いつ止めてもよいということだったので、そこでその薬の服用は中止にした。

ところがである。一昨日の夜、風呂に入ろうとして、左の股(もも)の付け根のあたりを見ると、そこが楕円形に赤く腫れている。それで、翌朝、近くの皮膚科を受診した。何と薬疹で、しかもかなり特殊な固定薬疹と呼ばれるものだとのこと。
固定薬疹などという言葉は、初めて耳にした。そこで、現在服用中の薬について調べてくれたのだが、基本的にはどれも安全性が高いものだという。ただ、自律神経の失調に効く薬については、たった一例だが、固定薬疹の報告があるという。
それで、その製薬会社の見解を電話で尋ねてみた。驚いたのは、その製薬会社の担当者が、その固定薬疹の例を知らなかったことで、このあたりは実に不勉強だと感じた。

その自律神経の失調に効く薬が固定薬疹の原因なら、何の問題もないはずなのだが、その確証が得られない。現在は、漢方薬を毎食間に、また寝る前には睡眠導入剤を服用している。だが、これらだって疑えば、固定薬疹の原因なのかもしれない。副作用について記したところをみると、発赤、発疹などと書いてある。こうした、症状が現れたら、ただちに服用を中止するように、とも記されている。これは、ほとんど脅迫の文言である。

そこで、また、気分がおかしくなった。完全に消えていたはずの、微熱と悪寒の症状がまた現れるようになった。自律神経の失調である。
不安を鎮め、安眠を約束させるはずの薬が、あろうことか、反対に大きな不安を呼び起こしている。どう考えても理不尽なことに違いないのだが、しばらくはその固定薬疹がどうなるのかを見ていくしかない。うまく消えてくれればいいのだが、これはまだ何ともいえない。
だから、しばらくは微熱と悪寒の症状につきあわなければならない。

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