雑感

ルービック・キューブ

投稿日:2023年7月20日 更新日:

先週の“the japan times alpha”に、ルービック・キューブ(Rubik's Cube)の話題が出ていた。「注目のガジェット&アプリ紹介」のコーナーなのだが、いまやアプリ連動型のルービック・キューブがあるのだという。どうやって操作するのか、記事からは具体的なイメージが浮かんで来ないのだが、本物と同じように操作して遊べるのだという。一人でも遊べるし、対戦相手との競技もできるらしい。成績も記録として残るという。

ルービック・キューブの誕生は、もう40年以上も昔のことだという。当時、私も買ってやってみたが、苦心惨憺しても、せいぜい三面を揃えるくらいが関の山で、そのまま投げ出してしまった。

ところが、この記事を見て驚いた。21歳の韓国系アメリカ人が、先月、すべての面を3.13秒で揃えたとあったからである。これが現在の世界記録とのことである。およそ信じられない。

それで、私のルービック・キューブは、抛り出したままにしていたのだが、当時三歳の娘がそれを見つけて、興味をもち、やりたいというのでやらせてみた。しばらくすると、――おそらく5分後くらいのことだと思うが、「出来た」と言って、見せに来た。なるほど、全ての面が完璧に揃っている。

真底驚いた。ひょっとすると娘は天才なのではないかと思った。どうやって揃えることができたのかを聞いてみた。そこで、さらに驚いた。娘は何と、キューブに貼り付けてある小さな色の紙片を一つ一つ剥がし、それを貼り直して、すべての面が同色になるようにした、というのである。こうした発想がよくぞ生まれたものと、その知恵に感心はしたが、悪知恵には違いない。それで、注意だけはした。
その結果、当然ながら、私のルービック・キューブは、まったく使い物にならなくなってしまった。まだ押入の隅に転がっているかもしれない。

なお、アプリ連動型のルービック・キューブは、GoCube smart cubeといい、Amazonなどで買えるらしいが、11,500円だという。

*疑問が寄せられたので、補記しておく。ルービック・キューブは、立方体の各面がそれぞれ3✕3の九つの部分に分かれているが、昔のルービック・キューブは、その各面の一つ一つの部分に、色を着けた小さな紙片が貼ってあった。紙片といっても、無論、ふつうの紙ではない。合成樹脂を主原料とするプラスチックフィルム状の紙片である。その裏には糊が着いており、剥がしても貼り直すことができた(2023/07/29補記)。

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